長期使用住宅部材標準化推進協議会

当協議会は、経済産業省の研究会提言を基に住宅部材・部品の標準化推進団体として2008年7月に発足し、2022年で設立から14 年となります。当協議会の活動は長期にわたって住宅のメンテナンスを容易にする為に、部材・部品の寸法等を標準化することを目的としており、基準に適合するものは長期使用対応部材(CjK部材)として登録し、標準化した品目は既に120を数えるまでになっています。

2021年3月に閣議決定された新たな「住生活基本計画」では「住宅ストック・産業」の視点として「脱炭素社会に向けた住宅循環システムの構築と良質な住宅ストックの形成」を目標とし、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた施策が謳われています。

第8期を迎えた今期はこの住生活基本計画及び持続可能な開発目標(SDGs)を踏まえた2030年迄の新たなロードマップ(中期事業推進計画)を策定いたしました。初年度である今年は会員の拡大、会員企業内でのCjK部材の採用率向上はもとより住宅関連業界団体との連携を更に強化するとともに、ネットとリアルの両面から一般消費者へ向けての認知度向上を図りCjK 部材の普及拡大に取り組みます。

2020年初頭から始まった新型コロナウイルスの感染拡大及び2022年2月からのロシアのウクライナ侵攻により、世界市場及び住宅業界の先行きは一部不透明な状況ではありますが、当協議会は今後も長期にわたる住まい手のご満足と会員各社の発展と共に、持続可能な社会の実現に寄与することを目指して活動推進して参ります。

経済産業省、関係各位におかれましては、引き続き更なるご支援・ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

長期使用住宅部材標準化推進協議会
会長 細野雅信